リバースエンジニアリング受託 — スキャンデータから、そのまま使えるネイティブCADへ

初回の1点は当社負担。スキャンデータ・CMM測定データ・2D図面から、そのまま使えるネイティブCADを構築します。2009年以来17年、偏差0.025〜0.1 mm、NET 30、全モデル生涯保証。

現物と測定データはお客様の手元にあります。CADはPSHが起こします。三次元測定機(CMM)の測定点データ、スキャンメッシュ、2D図面 — いずれの形式でも構いません。2009年以来、スキャンデータからCADを起こす仕事だけを17年以上続けてきました。

初回の1点は当社負担 ・ ご満足いただけた場合のみお支払い ・ 支払条件 NET 30 ・ 全モデルを生涯保証

測定は現地で、モデリングはPSHで

当社もスキャナを保有し、ベトナム国内では自社で測定を行っています。それでも海外のお客様には、現物をお送りいただくことをおすすめしていません。往復の輸送費、通関、そして他社の部品を動かすリスク — これらは多くの場合スキャン作業そのものより高くつき、本来は日単位で終わる仕事に数週間を足してしまいます。

うまくいくのは、測定が現物のある場所にとどまる形です。エンドユーザーの近くにある測定会社、検査会社、あるいは金型工場が形状を取得し、PSHがCADを構築します。部品は国外に出ず、顧客との関係も、その関係を持つ会社の手元に残ります。

これは都合による分担ではなく、得意分野による分担です。御社の強みは、仕事を受け、お客様の話を聞くこと — そこには同じ時間帯、同じ言語、そして現地にいることが要ります。当社の強みは、機械設計と工業デザインの深い技術です。どちらも相手の役割を同じ水準ではこなせません。

日本との時差は2時間 — 同じ営業時間の中で進みます

ベトナムと日本の時差はわずか2時間です。米国東海岸とは12時間、欧州とは6時間あり、その時差を「夕方に送れば翌朝に受け取れる」体制として活かしていますが、日本のお客様にとっての利点はそこではありません。ほぼ同じ営業時間帯で動けるため、仕様の確認も、途中経過の共有も、当日のうちに折り返せます。

モデルは工程の終点であることはほとんどありません。その先には、切削を待つ機械、型起こしを待つ金型メーカー、破損部品の修理を待つ技術者、再稼働を待つラインがあります。モデルが仕上がらないまま過ぎる一日は、人が止まっている分だけ何倍にもなって返ってきます。

2009年から積み上げた実績

2009年以来、途切れることなく続けてきました。測定・検査会社向けの仕事だけで、10年以上にわたり年間およそ3,000時間・300点規模を担当しています。

射出成形金型とダイフェース、量産部品、航空宇宙部品、歯車、重機械のアセンブリ — 大型のものではヘリコプター1機、全長10メートルの航空機、全長80メートルの旅客船の船殻外形まで扱ってきました。この17年間、使いものにならないとして返却されたモデルは1点もありません。

その大半は、他社の名前で世に出ています。米国、ドイツ、カナダ、そして日本のお客様が、完成したモデルをご自身の成果物としてエンドユーザーへ納品されています。これは好みの問題にとどまらず義務でもあります — 秘密保持契約を結んでいるため、当社は企業名も案件名も個人名も公表できません。これは外から評価しづらいという、率直に申し上げて当社側の弱点です。

PSHのリバースエンジニアリング実例:射出成形金型、エンジンブロック、インペラ、航空機、ヘルメット、車両外装など15点の再構築モデル
金型量産部品航空宇宙意匠部品まで実績の大半は秘密保持契約のもとお客様の名義で納品しています

それを埋める公正な方法は一つだけだと考えています。御社の部品を1点、実際に作らせていただくことです。1件の試作は、どんな取引先リストよりも多くを語ります。御社のデータ、御社の基準、そして手元に残る結果。

納品データの種類

外注したリバースエンジニアリングで失望が生まれる原因は、モデリングの質よりも、頼むべきモデルの種類を取り違えたことにあります。

PSHのリバースエンジニアリング:実物のスキャンデータからパラメトリックモデル・ハイブリッドサーフェス・NURBSサーフェスへ、三通りの出力データの特徴と使い分け
出力データ3種類の特徴と適した用途
  • ネイティブ・パラメトリックモデル(多くの案件はこれ):御社のチームがお使いのプラットフォーム(SolidWorks、Creo など)でそのまま構築します。編集可能なフィーチャーツリーを持ち、図面は駆動寸法と連動します。その部品の設計を誰かが引き継いで進める場合は、これをご指定ください。
  • ハイブリッドサーフェス(より短納期):IGESまたはSTEP形式のサーフェス/ソリッド。履歴は持ちません。そのまま製造に使える品質です。変更がほとんど見込まれず、それでも表面品質が必要な場合にご指定ください。
  • NURBSサーフェス(比較・検証用):欠陥も含めて現物をありのままに記録する高忠実な再構築です。サンプル同士の比較、あるいは現物と元のCADとの照合にご指定ください。設計を続けるための用途には向きません。
  • 2D図面(併せて納品):JIS、DIN、ASME いずれの規格にも対応します。多くの部品では、エンドユーザーが実際に加工を発注する際に使うのは図面です。規格の違う図面は、結局は受け取った側で引き直すことになります。

どれを選べばよいか判断がつかない場合は、そのモデルが次にどこへ行くのかをお知らせください。見積り時点でそこを正しく決めることは、後からできるどんな手当てよりも価値があります。

精度 — 出力の種類ごとの偏差

NURBSによる再構築は、スキャンデータに対しておよそ0.025 mm以内に収まります。ノイズの少ない良好なスキャンであれば0.01 mmに達します。比較・検証の仕事は、モデルが忠実な記録であってはじめて意味を持つためです。

一方パラメトリックによる再構築は、理想化されたモデルです。ヒケた面は平面に、穴は真円に、対称性は本来の姿に戻し、フィーチャーツリーは製造履歴ではなく設計意図を反映させます。したがって生のスキャンデータに対する偏差は大きくなり、通常およそ0.1 mm程度までとなります。この差は誤差ではなく、そのモデルを作る目的そのものです。

いずれの場合も、御社のデータに対する断面偏差の検証結果をお付けします。要求仕様に公差が明記されている場合は、その文書をお送りください。当社はその用語のままご報告しますので、受け取った内容をそのまま先方へ転送していただけます。

Geomagic ControlとPolyWorksによるCAD比較検査レポート:スキャンデータとNURBS再構築モデルの断面偏差を色で示した解析結果
CAD比較検査レポートの例 御社のデータに対する断面偏差

使えるネイティブモデルを出せる会社が少ない理由

中間フォーマット(IGES、STEP、Parasolid)は、受け取り側のシステムではインポートされた形状として開きます。フィーチャーもスケッチも履歴もない、意図のない形状です。測定も加工もできますが、手を入れることができません。肉厚を変えたい、駆動寸法の付いた図面を引きたい — そう思った瞬間に作り直しになります。多くの場合、感謝を伝えたあとの受け取り側が、自分の費用で。

ネイティブモデルは、はじめからそのソフトで設計されたかのように開きます。フィーチャーツリーも、設計者が実際に組み立てたであろう順序で読めます。

これを納めるには、一人の中に二つの能力が必要です。一つはソフトウェアの力 — メッシュを扱うリバースエンジニアリング専用ソフトと、お客様のCADプラットフォームの両方に習熟していること。それぞれ単独でも習得に時間がかかり、両方となると非常に長くなります。二つのライセンスを維持する費用も、設計を本業としない会社にとっては小さくありません。

そして二つ目の能力のほうが重要です。リバースエンジニアリングはモデリングではなく、モデラーだけでは足りません。測定データは、設計者の機械工学的な判断を通す必要があります — その部品がどう作られたのか、鋳造かプレスか、どの順序で機械加工されたか、どちらに抜いたか、どの面が機能面でどの面が鋳肌にすぎないのか。それが分かってはじめて、最初から正しく組み立てる技術が意味を持ちます。

この二つが別々の人の手に分かれているとき、出てくるのは「ネイティブの拡張子がついた中間データ」です。誰かが編集しようとするまでは正しく見えます。画面上では同じに見える二つのモデルが、半年後にはまったく違う価値になるのはこのためです。

リバースエンジニアリング専用ソフトの限界

リバースエンジニアリングやスキャン向けの専用ソフトは、本来の目的に対しては強力です — プリズマティックな形状、平面や円筒の認識、メッシュからのフィーチャー抽出。しかし、連続した曲面になると、あるいは複数の曲面が交わって一つの面として見えなければならない箇所では、目に見えて弱くなります。

外注したリバースエンジニアリングが静かに劣化するのは、まさにここです。つなぎ目がパッチで埋められ、曲率が継ぎ目でつまずき、寸法は合っているのに見た目がおかしいモデルができあがります。

スキャンメッシュから断面ライン、サーフェス再構築、ゼブラ解析による曲率連続性の検証を経てクラスAサーフェスに至るPSHの再構築プロセス
連続曲面の再構築プロセス スキャンデータからクラスAサーフェスまで

これは、当社のもう一方の業務が毎日行っていることでもあります。当社は自動車のデザインセンター向けにクラスAサーフェスを構築しており、そこでは曲率がつまずく面は不合格になります。この習慣をスキャンした部品に持ち込むと、専用ソフトが最も苦手とする形状でこそ結果が変わります。意匠部品では、再構築したほうが元の現物より滑らかに仕上がることも少なくありません。

お受けできる入力データ

  • CMMの測定点データ:プローブで取得した点をつないで直接CADを構築します。測定点群はスキャンメッシュとはまったく別物です — 点数ははるかに少なく、一点一点が意図をもって選ばれ、点と点の間には面がありません。ここから復元するには、測定者が何を、なぜ測ったのかを読み取る力が要ります。
  • メッシュまたは点群:STL、OBJ、PLY、ASCII、E57 — 御社のシステムが書き出せる形式であれば結構です。穴、反射面のノイズ、統合されていないパスがあるのは当社にとって通常のことです。
  • 2D技術図面:当社は機械技術者の集団ですので、図面はこの仕事の母語です。図面一式から、あるいは図面と数点の実測値から、完全な3Dモデルを構築します。

費用をかけずに結果を良くする方法が三つあります。現物の写真を1〜2枚いただくこと。そのモデルが次にどこへ行くのかを一文でお知らせいただくこと(これが出力の種類を決めます)。そして、どこの偏差が最も重要かをひと言添えていただくこと。モデル化では埋められない欠損がデータにある場合は、着手前にお伝えします。

お取引の条件

  • 生涯保証:すべてのモデルを、お持ちいただいている限り保証します。今月であれ5年後であれ、誤りが判明した場合は無償で修正します。
  • 同じ担当者が続きます:少人数の専任チームが御社の案件を担当し、御社の慣習を覚え、2回目からは同じ質問を繰り返しません。
  • 御社の名義で:エンドユーザーへは御社の名義で納品していただきます。当社から先方に連絡することはありません。
  • 支払条件 NET 30:結果にご満足いただいてからのお支払いです。請求書発行日から30日。

ファイルの取り決め — 命名規則、レイヤー、モデルツリー、単位、プラットフォームとバージョン — は最初に一度決め、以降すべての納品に適用します。お預かりする部品は、御社ではなく御社のお客様のものであることが多いと承知しています。御社のNDAを締結し、御社の契約が求める場合は、エンドユーザーとの契約条件をそのまま引き継ぐ「バックトゥバック」のNDAにも対応します。データはアクセス制限されたストレージに保管し、担当技術者以外は触れず、実績紹介の材料として使うことは一切ありません。

業務上のやり取りは、英語と日本語のどちらでも対応いたします。17年間、海外のお客様とだけ仕事をしてきたため、英語はチームの日常の業務言語です。日本のお客様とは、日本語でのご連絡と書類のやり取りも承ります。図面はJIS規格に対応します。

よくあるご質問

  • スキャンメッシュではなくCMMの測定点データからでも対応できますか。— はい。プローブ点をつないで直接構築します。すでにその形式で書き出されているなら、変換せずそのままお送りください。別の機器で測り直す必要もありません。
  • スキャンも行っていますか。— 海外案件については、方針として行っていません。スキャナは保有していますが国内業務に限って使用しています。御社やエンドユーザーが取得されたデータから構築し、御社の検査業務と競合することはありません。
  • どのCADプラットフォームで納品されますか。— 受け取る側が使用されているプラットフォームとバージョンで、併せて中間フォーマットもお付けします。バージョン番号を必ずお知らせください。違うバージョンで保存されたモデルは、納品として成立しません。
  • 自社の規格で2D図面を作成してもらえますか。— はい。JIS、DIN、ASMEに対応します。御社独自の表題欄や公差の慣習がある場合は、見本の図面を1枚いただければ十分です。
  • 価格と支払条件はどうなりますか。— 1点ごと、またはロットごとに、着手前にお見積りします。価格を左右するのは物理的な大きさよりも、形状の複雑さと出力の種類です。支払条件はNET 30、結果にご満足いただいてからのお支払いです。
  • 品質の低いスキャンデータからでも対応できますか。— 多くの場合は可能です。穴、ノイズ、統合されていないパスは通常の範囲です。できないのは、そもそも測定されていない形状を創作することだけで、その場合は着手前にお伝えします。

まず1点、当社負担で

取引先名も案件ファイルもお見せできない以上、当社に何ができるかを知る最短の方法は、実際にやらせていただくことです。すでに納品済みの案件のデータをお送りいただき、結果を比べてください。初回の1点は当社負担です。簡単なものではなく、厄介なものをお選びください。

お客様のデータを社外に出すことが難しい場合は、20分のお電話でも構いません。普段扱われている部品と要求仕様をお聞かせいただければ、そのうちどこが当社の得意で、どこがそうでないかを率直にお伝えします。

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リバースエンジニアリング サービス詳細(英語) | CADカーネルとは何か — なぜそれがデータの品質を決めるのか

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