検査事業をリバースエンジニアリングのパートナーで広げる — 測定は御社、CADは当社

測定は御社のチーム、CADはパートナー。CMMデータやスキャンメッシュを、ネイティブのパラメトリックモデル、型用ネガティブCAD、クラスAサーフェス、図面へ。納品は御社の名義で。PSHは2009年以来、測定会社向けだけで年間約300点、約3,000エンジニアリング時間。

リバースエンジニアリングのパートナーとは、検査事業の「CAD側の半分」を担う相手です。測定は御社のチームが行い、パートナーがCMMデータやスキャンメッシュを、ネイティブのパラメトリックモデル、型用のネガティブCAD、クラスAサーフェス、2D図面へと仕上げます。納品は御社の名義で。CAD技術者を採用せず、ソフトウェアライセンスも買わずに、エンジニアリングの全範囲を売れるようになります。

PSH Designは2009年以来これを続けてきました。測定会社向けだけで年間およそ300点、約3,000エンジニアリング時間。この間、使いものにならないとして返却されたモデルは1点もありません。このページでは、この協業が何をカバーし、どこで止まり、試すのに何がかかるのかを書きます。

検査会社が社内でリバースエンジニアリングを立ち上げようとして止まる理由

CMM検査の会社がリバースエンジニアリングを足そうとすると、ほぼ同じ五つの壁に当たります。

  • その技術者は労働市場に存在しません。この仕事には、リバースエンジニアリング、型用のネガティブCAD、クラスAサーフェシングの三つに通じた一人が要ります。どれも習得に何年もかかり、三つ揃った人材は採用でまず見つかりません。
  • 納期が読めなくなります。スキャンtoCADは所要時間の決まった工程ではありません。有機形状ではメッシュのクリーンアップだけで案件時間の30〜40%を占め、しかも最大の変数であるスキャンデータの質は社外から届きます。
  • お客様が求める出力は、それぞれ別の技能を要します。静的なスキャンモデルではなく、編集可能なパラメトリックCAD、型や真空成形用のネガティブCAD、自動車・航空宇宙向けのクラスAサーフェス。一つの道具と一人の担当者では三つをカバーできません。
  • 投資の計算が合いません。ソフトのライセンス、教育、専任者の維持は固定費ですが、仕事は波状に来ます。
  • その間もお客様は求めてきます。その範囲を他社に回すことは、御社が築いた関係を競合に渡すことでもあります。

CAD側が埋まると、何を売れるようになるか

  • 測定だけでなく、エンジニアリングの全範囲。いま外へ回している部分のほうが、請求額としては大きいことが少なくありません。
  • 伸縮する生産能力。繁忙期の山を、閑散期も人員を抱えることなく吸収できます。
  • 資本を使わない参入。設備も、ライセンスも、採用も不要です。
  • 置き換えられにくい関係。検査、計測、リバースエンジニアリング、型用データを一社から出せることは、検査だけの立場とは別のものです。

PSHが行うこと、行わないこと

当社が扱うのは機械分野のリバースエンジニアリングだけです — 実物の部品、測定データ、CAD。具体的には:

  • CMMの測定点データ、スキャンメッシュと点群(STL、OBJ、PLY、ASCII、E57)、または2D図面からのCAD化
  • SolidWorks、CATIA V5/V6、Siemens NX、PTC Creo、Inventor、Solid Edgeのネイティブ・パラメトリックモデル
  • 射出成形、真空成形、ダイカスト、プレス用のネガティブCAD
  • 自動車・航空宇宙・UAV基準のクラスAサーフェス(G2/G3連続性を管理)
  • JIS、DIN、ASMEいずれの慣習にも対応した2D図面
  • すべてのモデルに、御社の元データに対する偏差レポートを添付

当社が扱うのは実物の部品だけです。測定データをお預かりし、CADをお返しします。海外のお客様向けのスキャンは行いません — 測定は御社に残ります。御社のお客様に当社から連絡することもありません。

お客様が求める3種類の出力

外注したリバースエンジニアリングで失望が生まれる原因は、モデリングの質よりも、出力の種類を取り違えて発注したことにあります。三つの違いは、納品後にお客様がそのファイルで何ができるかにあります。

PSHのリバースエンジニアリング:スキャンデータからパラメトリックモデル、ハイブリッドサーフェス、NURBSサーフェスへ、三通りの出力データの特徴と使い分け
出力データ3種類の特徴と適した用途
出力 中身 こういう場合に指定
ネイティブ・パラメトリックCAD 編集可能なフィーチャーツリー、駆動寸法、連動する図面 誰かがその部品の作業を続ける — 設計変更、図面、材料の変更
ネガティブCAD 抜き勾配、収縮、パーティングを意図をもって決めたパラメトリックな型形状 部品が型、ダイ、プレスへ向かう
クラスAサーフェス G2/G3連続性、ゼブラ解析で検証済み 面が見える — 自動車の内外装、航空宇宙、高級消費財

行き先が型であれば、見積りの時点でお知らせください。NURBSやメッシュの出力をそのまま型工場へ渡すと、まずパラメトリックCADへ作り直すことになり、その変換費用は通常、元の案件より高くつきます。

協業の進み方

  1. データと一行の指示をお送りいただきます。スキャンまたはCMMデータ、出力形式、そしてそのモデルが次にどこへ行くのか。最後の一点が出力の種類を決めます。
  2. 見積りの前にデータを確認します。分解能、カバレッジの欠損、ノイズ、位置合わせ。説明だけなら3日に読める案件が、スキャンにドリフトがあれば10日になります — 御社がお客様に日付を約束する前に分かるほうがよいはずです。
  3. メッシュのクリーンアップと再構築。位置合わせ、ノイズ除去、穴埋め、そしてお客様のプラットフォームとバージョンでCADを構築します。
  4. 検証。御社の元データに対する断面偏差の検証。要求仕様に公差が明記されていれば、その用語のまま報告しますので、受け取ったものをそのまま転送していただけます。
  5. 御社の名義で納品。ネイティブCADに中間フォーマットと図面を添えて。命名規則、レイヤー、モデルツリー、単位といった御社の取り決めは最初に一度決め、以降すべての納品に適用します。

御社の品質システムがそのまま使える根拠

すべてのモデルに、元のスキャンまたはCMMデータに対する偏差レポートが付きます。認証を受けた検査事業にとって、これは聞こえる以上に重要です。品質システムが示さなければならないトレーサビリティが、あとから組み立てるものではなく、受け取ったファイルの中に、御社自身の要求文書の用語で最初から入っているからです。

機密保持と知的財産

お預かりする部品は、御社ではなく御社のお客様のものであることがほとんどです。すべてのお取引は、受け取る測定データと生成するCADの双方を対象とする秘密保持契約のもとで進み、御社の契約が求める場合はエンドユーザーとのバックトゥバックにも対応します。データはアクセス制限されたストレージに保管し、担当技術者以外は触れず、実績紹介に使うことは一切なく、ご要望があれば案件完了時に消去します。

PSHはホワイトラベルで動きます。エンドユーザーへは御社の名義で納品していただき、当社は表に出ず、先方に連絡することもありません。

ベトナムと日本の時差はわずか2時間です。ほぼ同じ営業時間帯で動けるため、仕様の確認も途中経過の共有も当日のうちに折り返せます。

実際の案件から

設計データの残っていない生産終了の外装部品

自動車メーカーが、設計データの存在しない部品の代替を必要としていました。現存する部品のスキャンからパラメトリックモデルを構築して寸法を調整できるようにし、見える面をクラスAで再構築して元の部品と見た目を合わせ、プレス用のネガティブCADまで仕上げました。再設計プログラムを立ち上げることなく、そのまま量産に入りました。

航空宇宙の案件を受けた検査会社

実績のある検査会社が、測定だけでは収まらない部品案件を受注しました。当社はCMMデータをCAD形状に変換し、元の仕様に対する差異解析を行い、面を航空宇宙グレードの連続性まで引き上げ、技術文書を提供しました。その検査会社は、CAD部分を外へ回さずに全範囲を自社名義で納めました。

UAVハウジングの複合材型

ドローンメーカーがコンセプトモデルを持っており、量産型が必要でした。主要パラメータを外に出した詳細なパラメトリックCADへ展開し、外観と空力の両面で面を最適化し、量産公差のネガティブ型CADを作成しました。型は一度で削り上がりました。

よくあるご質問

検査会社にとっての「リバースエンジニアリングのパートナー」とは何ですか。

御社の測定データを、御社のブランドでCADに変換する専門業者です。お客様との関係、スキャン、検査レポートは御社に残り、パートナーは次にお客様が求めるパラメトリックモデル、ネガティブCAD、クラスAサーフェス、図面を作ります。

スキャンtoCADの案件はどれくらいかかりますか。

単純なプリズマティック部品で3〜5日。複合曲面のある中程度の部品で7〜14日。クラスAサーフェシングを伴う高度なパラメトリック作業で14〜21日。チームに余力があれば、多くは30〜40%の短縮に対応できます。スキャンデータに大きな欠損や位置ずれのドリフトがある場合は、CADモデリングを始める前に2〜5日が加わります。

スキャンメッシュではなくCMMの測定点データからでも対応できますか。

はい。プローブ点をつないで直接構築します。CMMの測定点群は「粗いメッシュ」ではありません — 点数ははるかに少なく、一点一点が意図をもって選ばれ、点と点の間に面がないため、測定者が何をなぜ測ったのかを読み取ることが再構築の要になります。すでに書き出している形式のままお送りください。

どのCADプラットフォームで納品されますか。

受け取る側が使用しているプラットフォームとバージョンで納めます — SolidWorks、CATIA V5/V6、Siemens NX、PTC Creo、Inventor、Solid Edge — 中間フォーマットも併せて。バージョン番号を必ずお知らせください。違うバージョンで保存されたモデルは、納品として成立しません。

そのCADはそのまま量産に使えますか。

出力の種類が行き先に合っていれば使えます。パラメトリックCADとネガティブCADは成形、プレス、CNCに向けて作られています。NURBSやメッシュの出力は、パラメトリックCADへ作り直さない限り型工場へは渡せません。

機密はどう扱われますか。

すべてのお取引は、受け取るデータと生成するCADを対象とする秘密保持契約のもとで進み、必要に応じてエンドユーザーとのバックトゥバックにも対応します。アクセス制限されたストレージ、実績紹介への不使用、案件完了時の任意のデータ消去。全工程ホワイトラベルで、御社のお客様に当社から連絡することはありません。

スキャンも行っていますか。

海外のお客様向けには、方針として行っていません。スキャナは保有していますが国内業務に限って使用しています。海外案件では御社またはエンドユーザーが取得されたデータから構築しますので、御社の検査業務と競合することはありません。

初期費用や最低数量はありますか。

ありません。価格は着手前に、合意した納品物に対して1点ごとまたはロットごとにお見積りします。最低数量もありません。支払条件は、納品をご検収いただいたのちNET 30です。

パイロット案件に満足できなかった場合は。

初回の1点は当社負担です。御社のチームが出力にご満足いただくまで金銭的なお約束は発生せず、そのあとプログラムを継続するお約束もありません。

あとでモデルに誤りが見つかった場合は。

無償で修正します。期限はありません。すべてのモデルは、お持ちいただいている限り保証します。

まず1点から

リバースエンジニアリングのパートナーを見極める最も簡単な方法は、実際の仕事を一つ渡してみることです。すでに納品済みの部品のデータをお送りいただき、正解が分かっている結果と見比べてください。初回の1点は当社負担です — 簡単なものではなく、厄介なものをお選びください。48時間以内にご提案をお返しします。

1点送る — 無償パイロット

Scaling Inspection Services with a Reverse Engineering Partner(英語版) | リバースエンジニアリング受託 | 外注の実務と納期

PSH Design

17+ years of CAS, Class A Surfacing, CAD and Reverse Engineering for Automotive, Aerospace, Medical and Industrial, to OEM standard.

Work of this kind is easier to judge than to describe.

Begin with one part →

Hotline
Hotline
WhatsApp
WhatsApp
Viber
Viber